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プリンで繋がる人たちの輪Producer interview

白鳥 友希子 さん

南箕輪村 大和屋農園 白鳥 友希子 さん

南箕輪村産のブルーベリーを使ったプリンをつくりたい!

大和屋農園さんのことを教えてください。

南箕輪村の田畑地区といって、畑は高速道路が通る下あたりに農園はあります。
ブルーベリー、お米、りんごなどを生産していて、シーズンとしては6月の下旬からお盆前ということで、大芝の湯で定期的につかってもらっています。
独自のリサイクル有機質(稲わら・もみ殻・米ぬか)をふんだんに使った良質な土づくりに力を入れ、人にも環境にもやさしい安全、安心な農業を目指し減農薬栽培に取り組んでいます。


おもてなしプリンとの出会いは?

うちはりんごとブルーベリーとお米を作っている農家なんですが、りんご栽培の作業の時にプリン製造に携わっているスタッフの方がうちの作業にもお手伝いに来ていただいているんです。そんなご縁があって、『ブルーベリーのプリンを作りたいんだけど使わせてもらえないかと話をいただいたことがきっかけでした。


プリンの開発段階でのことを教えてください。

ブルーベリーのプリンを作りたいということで、前の年に収穫した冷凍ブルーベリーを提供させていただきました。個人的にはプリンとヨーグルトはよく相性がいいなと思うのですが、プリンとブルーベリーって大丈夫なのかなって正直思っていて…。試作している時もたまごを使っているからプリンの味がすごく強くなってしまって、ブルーベリーとの味となじませるのが、すごく、難しいとおっしゃっていました。もしかしたら商品化できないかもしれないってお話があったくらい、難しかったらしいんです。
なにかいい方法を模索しようともしたんですが、私も全然加工の知識には疎かったので…。ちょっと心配だなと思っていた時に「ブランデーをいれたら、すごく風味が際立って、プリンとのなじみがよくなった」とHさんから連絡が来たんです!これで売り出せるよ!と連絡をいただいた時にはとっても嬉しかったです。商品ができて、プリンを知り合いの方々に配ったんですが「すごく美味しい!」と好評でした!
無事に商品化できてよかったです!





大芝高原ブルーベリープリンの魅力

実際に食べてみてプリンの魅力や好きなところはどこですか?

やっぱりと次々と新作が出ることがやっぱり楽しみですね。『また新しいのがでている!次のも食べてみたい』と新商品にわくわくさせられるところが魅力だと思います。
しかも地元の農家さんとかお菓子屋さんやコーヒー屋さん、お茶屋さんとのコラボなので、時には「こんな組み合わせもあるんだ!」っていう思いがけない組み合わせがあって、面白いなと思います。
食べてもおいしいけど、その向こうにいろいろな生産者とか、それに携わっている人の姿が見えるっていうのが魅力的だなと思いますね。



そんなプリンに使われているブルーベリーですが育てる上でなにかこだわりはありますか??

ブルーベリーはもともと野生種なので、農薬をほとんど使わなくていいんですよね。うちの農園はできる限り無農薬を目指しているんですけど、だいたいワンシーズンに1回くらいの減農薬を目指して栽培しています。あと、ブルーベリーって暑い時期の果物なので、昼の気温が高い時に収穫すると果実が熱くなって柔らかくなってしまい品質の持ちが悪いんです。朝の新鮮なうちに収穫しています。夜のうちに作られたブルーベリーの糖分をしっかりと活かすにはやっぱり朝獲りが一番いいんです!

人と自然が豊かな場所

白鳥さんにとって南箕輪村ってどんなところですか?

「若い」っていうことですかね。少子高齢化の時代と言われているが、やはり子育ての村ということで、若い人たちがどんどん村に入ってきているし、子供たちも小学校とか保育園とか増築していくくらい、若い人たちがあつまる村だと思います。あと自然も豊かで人が集うところがあるっていうか…。公園もすごい親子連れに人気ですし、そういう場所があるっていうことですかね。
観光地という点では伊那市とかに比べると、メジャーではないですけどホッと出来るところがあるのがいいなって。とてもいい村だなと思っています。


お住まいは南箕輪村ですか?

そうですね。大学の4年間は出ていましたけど、それ以外はずっとここです。
農園は両親と一緒にやっていて、それでこの春から私の旦那も一緒に就農してやってくれるようになりました。



最後に大芝高原おもてなしプリンを一言で言うとなんだと思いますか?

一言というか、漢字一文字で表すと南箕輪の『輪』かなと今思いました。
一つのプリンをもとにして、いろいろな人の輪が見えるなって今思いました。






大和屋農園公式HP

Ooshibakougen no omotenashi

信州(長野県)の南信に位置する南箕輪村、大芝高原。
この地でこのプリンは誕生しました。プリンを通して様々な人の手や想いが加わったプリンは
まさに南箕輪村の「輪」のプリン。
とろける口当たりと優しい甘さ。一度食べたら忘れられない味。
信州南箕輪村大芝高原のおもてなしとしてお土産に、ちょっとした贅沢おやつに。
あなたのそばに南箕輪村大芝高原のおもてなしをお届けします。