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プリンで繋がる人たちの輪Producer interview

三澤 優治 さん

塩尻市 有限会社三澤珈琲 三澤 優治 さん

「真の価値」を提供する珈琲店

三澤珈琲さんのことを教えていただけますか?

三澤珈琲は創業1983年の自家焙煎珈琲店です。先代の三澤顕介が長野県辰野町で開業し、最初は本当に小さな自家焙煎屋という感じだったんですけど、伊那に店舗を出した時に「三澤珈琲」という名前で始めました。現在塩尻にある店舗を本社として、辰野店、松本店の3店舗体勢で営業をしています。
塩尻店はオープンしてからもう20年弱くらいになりますかね。昔は珈琲豆を卸販売がメインだったんですが、現在は一般家庭向けの珈琲豆の販売がメインになっています。塩尻店と松本店はカフェも併設していますが、珈琲豆を売るお店というイメージが強いですかね。


三澤珈琲のコーヒーはどんなコーヒーですか?

三澤珈琲の特徴は非常に品数が多いことです。珈琲は今世界中で生産される作物なので、やっぱり数が多くなるんです。私たちは「真の価値のある珈琲」をお客様に提供したいという想いがあり、値段が高い安いという価値ではなく、お客様一人一人に価値があるものかどうかということを考えています。それを実現しようとすると種類も豊富に取り揃える必要があるんです。なのでリーズナブルなものからスペシャリティーな珈琲も取り揃えています。そういった中である程度定番として出しているのは「ブレンド」になるんですけど、通常ブレンドといえばお店に一つ二つという割合の品数であるところ、三澤珈琲はブレンドだけで10種類扱っていて、それもお客様のニーズに応えたいという想いがあるからなんです。なので三澤珈琲の一番の定番はなんですか?と聞かれたら悩みどころではあるんですが…ブレンドの人気が高いですね。



1+1が5になるコラボレーション

おもてなしプリンとのコラボレーションの中で、コーヒーゼリーに使用している豆はどんなものなんでしょうか?

珈琲プリンには、プリンのためにオリジナルブレンドした珈琲豆を使用しています。
コーヒーが主役と言うよりかはあくまでもプリンが主役ということで、出しゃばりすぎずコーヒー感もしっかりでるものがいいと思ったので、深く焙煎した苦味のある珈琲豆をブレンドしています。やっぱりコーヒーといったら深煎りした苦味のイメージがありますからね。
最初いろいろとお話をいただいて、どういったものがプリンに合うかというのがなかなかイメージができなかったんですけど、試作品をつくっていただいて試食した時に「こんな味に仕上がるんだなあ」と新鮮な気持ちになりました。この機会をいただいて私たちも大変勉強させていただきました。コーヒーの可能性を感じましたね!


プリンのお味はどうでしたか?

うちでも夏になるとコーヒーゼリーをつくることがあるんですが、どちらかというとコーヒーゼリーは大人の食べ物というイメージがありました。しかしこのプリンを試食してみてそのイメージが変わりましたね。こんな食べ方もあるんだ!と感動しました。今後、コーヒーゼリーと何かを組み合わせて新しいものをつくるというのは私たちも考えていきたいなというきっかけにもなりました。
おもてなしプリンは様々な地元の素材とコラボレーションをしていますが、コラボレーションって簡単なことではないんですよね。それぞれの主張がぶつかり合ってしまうと1+1が0になってしまうことにもなりかねない。それを1+1を5にも10にもできる力がこのプリンにはあると思っています。


コラボをする前にプリンの存在は知っていましたか?

食べたことはなかったですが「南箕輪村においしいプリンがある」ということは知っていました。なのでいつか食べてみたいな〜とは思っていたんですけど、そんな時にこのコラボのお話をいただいてとても嬉しかったです。チャンスだ!と思いましたね。笑


ご出身は辰野町ということですが、辰野町のいいところは何だと思いますか?

辰野町といえば蛍の町や日本の真ん中の街と言われていますが、とても住みやすい町だなと思っています。私自身、東京や松本に住んでいた経験がありますが、そういった街に比べると何もないところかもしれません。ただ辰野町には自然もあり、塩尻、岡谷、諏訪など近隣にあるため生活もしやすいなと感じています。そんな環境で子どもたちが健やかに成長できる辰野町は最高の町だと思います。



コーヒーは特別な力を持っている

最後に三澤さんにとって珈琲とはなんでしょうか?

シンプルで難しい質問ですね。一言で言えば「ただの飲み物ではない特別な力を持つもの」でしょうか…。
私は、珈琲が好きでこの職に就いたわけではなく、家業だったからこの職になったというのが正直な話なんですが、やっていくうちにコーヒーって本当に面白い飲み物だなと思うようになっていきました。この黒い液体と言ってしまえばそれまでなんですけれど…コーヒーはツールなんですよね。コーヒーがあるところで人との会話が生まれたり、人が集まってきたりするんです。そんなコーヒーに私は特別な力があると感じています。私たち珈琲屋はその魅力を伝えている職業だと思っています。「真の価値」というものを押し付けるのではなく、お客様の真の価値というのを感じていただくことが私たちの喜びです。



三澤珈琲公式ホームページ
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Ooshibakougen no omotenashi

信州(長野県)の南信に位置する南箕輪村、大芝高原。
この地でこのプリンは誕生しました。プリンを通して様々な人の手や想いが加わったプリンは
まさに南箕輪村の「輪」のプリン。
とろける口当たりと優しい甘さ。一度食べたら忘れられない味。
信州南箕輪村大芝高原のおもてなしとしてお土産に、ちょっとした贅沢おやつに。
あなたのそばに南箕輪村大芝高原のおもてなしをお届けします。